第17回日本臨床看護マネジメント学会学術研究大会
- jinji23
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看護部 看介護統括部長の河田津也です。
2月7日(土)、第17回日本臨床看護マネジメント学会学術研究大会に参加いたしました。今年度より、日本臨床看護マネジメント学会の理事として参画しております。
本大会では、参加者約160名のランチョンセミナーにて「看護必要度を活用した医療と介護、病院と地域との多職種協働の実際」をテーマに登壇の機会をいただきました。
当日は、当法人が昨年度より取り組んでいる
『看護必要度を活用した多職種協働研修(花束チャート)』の実践報告
『看護必要度データに基づく新時代のチーム編成とワークロード(業務負担)のマネジメント』
について発表しました。
これらの取り組みは、看護必要度を開発された筒井孝子先生(埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科・研究開発センター教授)のご指導・ご支援のもと進めているものです。
多職種協働研修(花束チャート)の取り組み
『看護必要度を活用した多職種協働研修(花束チャート)』は、マンダラチャートを応用した手法で、「どの職種を、どれだけ配置すべきか」を判断するための実践的なツールです。
日々評価している看護必要度B項目をもとに、
どのようなケア課題があるのか
どのような支援が必要か
課題解決のために、どの職種と連携すべきか
を多職種で整理・検討していきます。
この研修の詳細は当法人ホームページ「お知らせ」に掲載しているほか、カイ書林『ジェネラリスト教育コンソーシアムconsortium vol.20 看護必要度データが変える!多職種協働と地域連携の実践ガイド』に「看護必要度を活用した多職種研修」の方法や実際、その様子を掲載していますので、ぜひ、ご覧ください。

看護必要度データを活用したチーム編成と業務負担マネジメント
もう一つのテーマである『看護必要度データに基づく新時代のチーム編成とワークロードマネジメント』では、花束チャートを活用し、看護師の業務内容と拘束度合い(時間)を可視化します。
塗りつぶしの濃淡で拘束の度合いを示すことで、「どのケアにどれだけ時間がかかっているのか」が一目で把握できる仕組みです。
さらに患者さんの状態をレーダーチャートで分析し、ADL低下や身体介助の必要性が高い場合には、
PT・OT・ST
管理栄養士
看護補助者
などと積極的に連携し、タスクシフト・タスクシェアを進めます。

実際の事例では、
PTによる移乗・シーティング
OTによる補助食器の選定
看護補助者の支援
を組み合わせることで、患者さんのQOL向上とともに、看護師の負担時間を大幅に削減。その時間を重症患者対応や誤嚥リスクの高い患者さんへのケアなど、より専門性の高い看護に充てることが可能となりました。 (『2026年度診療報酬改定の動向を踏まえて〜看護必要度ステップアップ研修』(ヴェクソンインターナショナル株式会社)で講義させていただいています)

多職種協働を支える法人の取り組み
フロアからは「多職種協働を円滑に進めるための工夫」について質問をいただきました。
当法人では、各病棟にPT・OT・STを複数名配置していることに加え、「看護必要度を活用した多職種協働研修」を継続的に実施しており、各職種が“自分の専門性で患者さんに何ができるか”を一人ひとりが考え続けることこの積み重ねこそが、多職種協働の基盤になることをお伝えしました。
今回の登壇を通して、当法人の取り組みの有効性を改めて実感するとともに、今後さらに発展させていく責任も感じました。
学会を終えて
会場は東京のアマゾンウェブサービスジャパン合同会社内で開催されました。プログラムには「AIの活用」や「安全管理のマネジメント」など先進的なテーマも多く、非常に学びの多い学術研究大会でした。
当日は雪の影響で帰阪が心配されましたが、無事に新幹線で帰宅することができました。
今後も、看護必要度を軸とした多職種協働と地域連携をさらに推進し、地域医療・介護への貢献を続けてまいります。
2026.2
看介護統括部長 河田 津也









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